人生100年時代を楽しむ為の
「お金と投資」

TOKYO REISM NIGHT “リズム的“ライフプランラボ<お金> の様子1

新シリーズ全3回のうち最終回となった今回のテーマは、『<お金>人生100年時代を楽しむための「お金と投資」』。人生100年時代を楽しく生きるためには「仕事」「健康」「住居」「老後」など様々な事柄において、今までの「当たり前」をふりかえり、長期的なプランニングを考える必要があります。すべての事柄に密接に関わってくる「お金」。今回は、ファイナンシャルプランナーの中村俊介さんに学校では教えてもらえない「お金」の本質や「投資」のセオリーと共に、人生100年時代を生き抜くための資金計画について語っていただきました。

お金を味方にするか敵にするかは自分次第

就職後、趣味で友人の就職活動や転職の相談に乗っていた中村さんは、人との対面で相談にのれる仕事が向いていると感じ、2012年に現職のファイナンシャルプランナーなりました。人生において大切なことは「お金」「仕事」「健康」「コミュニティ」の4つだと言う中村さんは、初めに参加者全員に、お金を人に例えると、どんな人物だと思うか、問いかけました。「考えたこともなかった」「想像するのが難しい」という言葉が聞こえる中、このイメージによって、あなたがお金から好かれているか嫌われているかが分かる、と語ります。

「『お金は意地汚くて、魔性の存在』というイメージを持つ人や、『自分の夢を応援してくれる、明るい人』というイメージを持つなど、意見は人それぞれです。日本では特に、お金は汚い、話をするのは気が引ける、という人は多いですよね。このイメージは、マスコミや周りの人、そして自分自身がつけているのです。ちなみに私にとってお金は、無色透明で、黒くするのも白くするのも人次第、そんな存在です。本日は、皆さんがすでに持っているお金のイメージをフラットにし、お金について改めて向き合う機会になれば良いと思っています。」

学校では教えてもらえない「お金」の本質

日々の生活に密接に関わる大切な「お金」。しかし、その本質とは一体何なのか、中村さんはこのように答えました。「物々交換で取引が成り立っていた昔に比べて、現在のお金の本質は、『価値をカタチ化したもの』です。また同時に『信用をカタチ化したもの』とも言えます。私たちは、1万円札は1万円分の価値があると信用しています。しかし、現在はSNSのフォロワーが多いことが価値になったり、実体のない仮想通貨が流行したり、お金の価値観はどんどん変化しています。紙幣の価値が相対的に下がることがこの先訪れるかもしれません。1万円札が1万円の価値がなくなるのです。そこで、今私たちができる準備は、お金に代わる資産を持っておくことだと思います。」

TOKYO REISM NIGHT “リズム的“ライフプランラボ<お金> の様子2

資産運用の第一歩は「先取り貯金」

続いて、参加者全員で自らのライフプランを簡単に考えてみることに。年を取っていくにつれて、自らの収入と支出がどのように変化するのか、2つの波線グラフで表してみました。すると、収入が支出を上回る時期と、支出が収入を上回る時期のどちらも訪れることが分かります。支出が収入より多い期間をどのように補うか、収入が支出を上回っている期間に、いかに「先取り貯金」を行うことができるのかがポイントです。

「子供の教育費がかかったり、突然病気になったり、ライフステージはめまぐるしく変化していきます。ですが、未来が未知であるために、大まかなライフプランを立て、お金について真剣に考える時間は大切です。将来のことを考えると暗くなりがち。ですが、1つ1つの不安を解消していけば問題ありません。一番怖いのは、お金について何も知ろうとしないこと。無知と準備不足からくるお金に対する不安を取り除くことが大切です。」

投資が怖くなくなる方法とは

参加者の中でも投資について、初心者が多かった今回。実際に株価の上昇が異なる4つの会社を例に、100万円の投資を一気に行った場合と、毎月10万円ずつ投資した場合で最終的にいくらの収入となるのか、中村さんは説明しました。「投資は最初、得体の知れない存在です。ですが、よく勉強するとまったく怖くないものです。損しそう、というイメージを持たれがちな投資ですが、毎月投資し、株を売るタイミングさえ間違えなければ、株価の変化が異なった4つの会社すべてで、最終的にプラスの収入になったことが分かりましたよね。

お金の勉強は一生の勉強です。先入観で情報をシャットダウンするのではなく、広い目で見て、良質な情報を手に入れる環境に身を置いてください。本や動画など、お金をかけず、簡単に投資について知ることができる方法はたくさんあります。」と、説明すると、早速中村さんにオススメの勉強法を聞き、メモをするなど、これから真剣にお金について学ぼう、と意気込む参加者も多くいました。

TOKYO REISM NIGHT “リズム的“ライフプランラボ<お金> の様子2

これからの人生を楽しく生き抜くための3つの資本

「たとえ紙幣の価値が変化しても、自由に使える『金融資産』を持つことで、物を買ったり、与えたり、自らの物質的な豊かさにもつながります。」と、中村さんはお金や投資について学ぶことの重要さを伝えてきましたが、最後にこの「金融資産」に加えて、教養や健康などの「人的資本」、人との繋がりやコミュニティである「社会資本」の2つもこれからの人生を生き抜くための大切な資本となる、と伝えました。

「“人生100年時代“と言われる今、老後は健康や体力を失い、人的資本がない状態にあるかもしれません。この損失をいかに社会資産・金融資産でカバーをしていくか、もしくは、人的資本が一生続く様な働き方を考えるか。それがこれからの人生を楽しく生き抜くポイントだと思っています。」というこの言葉には、参加者も納得の様子で、改めてお金についての意見交換や質疑応答が会場全体で行われました。

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