不確実な時代を生き抜く「働き方革命」

TOKYO REISM NIGHT “リズム的“ライフプランラボ<働き方> の様子1

新シリーズ全3回のうち第1回目となった今回のテーマは、『<働き方>不確実な時代を生き抜く「働き方革命」』。元外資系コンサルタントから独立し、ポスト・イノベーション時代の生き方と人材・組織開発を中心に中小から大企業まで幅広いコンサルティングを行うHuman Potential Lab代表を務める山下悠一さんに、かつてない時代を突破する為の「働き方」とさらにそれを包含した「生き方」について語っていただきました。

やり切ったビジネスマンとしての自分

大学卒業後、新卒で大手外資系コンサルタント会社に入社。人の意識より企業のカルチャーを変えることに興味があったという山下さんは、10年以上コンサルティングファームの第一線で活躍しました。結婚をし、2008年、奥様とヨガサロンを鎌倉に開業。平日は大企業で働き、週末は地域の人々とヨガをする生活を続けるうち、“働く”ということについて、改めて考え直すようになったといいます。人々に幸せをもたらすには、ビジネスの大も小も関係ないと思ったんです。お金もある程度稼ぎ、欲しいものも特に無い。ビジネスマンとしての自分をやり切ったので、次はもっと小さなコミュニティに貢献したいと思い、2015年にコンサルタント会社を退職しました。その後、資本主義システムに限界を感じはじめた山下さん。自分たちがプロセスの見えない世界に依存していることに気づかず生活を送るシステムに危険を感じ、ポスト資本主義を実現する様々なヒッピーコミュニティを旅することに。 “ギブ&テイク”が当たり前の資本主義社会と真逆のこの生活こそが、人類の目指すべき形なのではないかと思いました。

TOKYO REISM NIGHT “リズム的“ライフプランラボ<働き方> の様子2

やりたくない事をやり続ける「ラットレース」から抜け出すには

ビジネスマンもヒッピーも体験した山下さんは、参加者に「自分が一番幸せだと感じた時はいつか」という質問を投げかけました。趣味や家族と過ごす時間など、様々な答えが出る中、現在の働いている環境について考え直すと、やりたいことだけをやっている人はほとんどいないのではないか、と伝えます。「満員電車で毎日通勤し、ルーティンワークに時間を費やす。やりたくないと思っているにも関わらず、それを繰り返す毎日から抜け出すことができない。この状況は“ラットレース”と呼ばれています。この原因は自らが心の中に持つモンスターがいるからです。このモンスターとは、とても強い“恐怖と欲望”という感情です。自分の行動を支配しているのは『感情』だということにほとんどの人が気づいていないんです。その“恐怖と欲望”という感情から脱することがラットレースを終わらせる方法です。」

100年人生を生き抜く上で絶対不可欠な鉄則とは

さらに、山下さんと参加者全員で、自らのワーク&ライフを「個人-社会」、「儲かるものー儲からないもの」の二つの軸に分けて、考えてみることに。「自分の仕事は社会的なものなのか、個人的なものなのか?」「社会的で儲かる事柄が埋まらない・・・」など、自分の生活について見つめ直し、参加者からは様々な気付きや意見が飛び交っていました。「働き方改革など、現在の日本ではワークに対する考え方は変化しています。ラットレースのようにがむしゃらに働き、余った時間で好きなことをしていた今までと異なり、これからは“働く”ことが“生きる”ことが=(イコール)だという価値観になっていくと思うんです。価値観が変化していく中で、それに着いていくために必要なことは、ワークとライフスタイルのバランスを考え、融合させること。そして、今までのラットレースから抜け出し、変化をすることを妨げている“恐怖と欲望”のモンスターを見つけ、退治すること。それが“生きる”ということだと僕は思います。」

TOKYO REISM NIGHT “リズム的“ライフプランラボ<働き方> の様子4

AI化する社会では「考える」価値はなくなる

技術やAI化が進み、この先の人々の仕事や生活はどのように変化していくのか、山下さんはこのように語りました。「AI化は人類にとっていいことなのか、それは分かりません。この先、全てがデータ化され、何事も最適な選択肢は何なのか、AIが判断してくれるような世の中になっていくと思います。人間が考えることの価値はどんどん無くなっていくでしょう。では、考えなくなった人間の価値はどこにあるのか、私は『感覚』だと思います。人間の体はデータで解析できない感覚をもっていますし、AIにはこの感覚を持つことはできません。考えるのではなく、これが楽しい!これをやりたい!と、身体が感じていることを大切にしてほしいと思います。」さらに、山下さんはこのように続けます。「僕の大好きな言葉があります。『波は向こうからやってくる。そして追いかけてもくるものだ。』あらゆる人生の苦難もチャンスも向こうからやってきます。その波をどのようにしたら着実に乗りこなせるのか、”感じる”ことが、自らの可能性を耕すことに繋がるのではないでしょうか。」最後にサーファーならではこの言葉が参加者に贈られ、会は和やかに終了しました。

講義後には山下さんも会に加わり、参加者同士での懇親会が行われました。参加者から質問を受けるなど、和気藹々と会場全体で意見交換が行われました。

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