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貯蓄型保険の種類とメリット・デメリット

銀行に預けてもほとんど利息がつかない低金利時代において、「定期預金よりも、保険を貯蓄代わりに使ったほうがいいのでは?」と考える人もいるだろう。しかし、貯蓄型保険の特徴を知らないまま安易に契約を結んでしまうと、将来困ったことになりかねない。
貯蓄型保険にはたくさんの種類があるため、メリットとデメリットを知った上で、自分の目的に合致した保険を選ぼう。

貯蓄型保険とは

貯蓄型保険は、「保険」と「貯蓄」の両面の特徴を合わせ持った保険商品のこと。
いざというときのための備えとなる保険に貯蓄性を持たせたもので、一定期間経過後に、満期金としてまとまったお金を受け取ることができる。

貯蓄型保険の種類

貯蓄型保険は、さまざまな種類がある。自分が求める貯蓄性や保障がどの保険に該当するのかを見極めた上で契約しよう。

低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険は、生命保険としての性質と貯蓄性を兼ね備えた保険商品だ。
終身保険とは、一生涯保障の続く保険のことを指し、期間の定めなく、被保険者の死亡時にはまとまった金額が支払われる。一方で、一定期間後に解約することで、払込金額と同等、あるいはそれを上回る金額を受け取ることも可能だ。そのため、老後資金用の貯蓄として利用することもできる。掛け金もほかの貯蓄型保険に比べると、比較的低額で加入しやすい。
ただし、早い段階で解約した場合は、払込金額を大幅に割り込む額しか受け取ることができないというデメリットもある。一度契約したら、一定期間を経過するまでは解約できない(つまり、解約すると非常に大きな損失が出る)ということを理解した上で利用したい。

養老保険

終身保険が被保険者の死亡時に保険金が支払われるのに対し、養老保険は死亡時に加え、一定期間経過後に被保険者が生存していた場合にも、満期保険金を受け取れる。死亡のリスクに備えながら、貯蓄もできるという点は低解約返戻金型終身保険と同様だが、養老保険の場合は、任意のタイミングで解約をするのではなく、満期を迎えた際に保険金が支払われる。
また、満期時に死亡時と同額を受け取ることになるため、その時点で保険期間が終了となり、それ以降は死亡保障を受けることはできない。低解約返戻金型終身保険よりも、さらに貯蓄に近い保険だといえるだろう。

学資保険

学資保険は、子供の学資のために加入する保険。多くの場合、子供が18歳になるタイミングを満期として保険金が支払われる。払込期間中に契約者(親)に万が一のことがあった際に、その後の保険料の支払いが免除されるといった、ほかの保険には見られない独自の特徴を持っている。また、養老保険などに比べると満期までの期間も短い。
子供の将来の学費に備えることに特化していることから、目的に合致するのであればメリットが大きい。

個人年金保険

個人年金保険とは、老後に備えるための保険で、年金の受け取り方によっていくつかの種類がある。

・確定年金
確定年金は、生死にかかわらず、一定期間年金が支払われる。年金支払い期間中に被保険者が死亡した場合は、残りの年金額と同額の一時金あるいは年金が支払われる。

・終身年金
終身年金は、被保険者が生きている限り年金が支払われる。被保険者が死亡すると年金の支給も終了する。長生きをした場合に備えることができるが、その分掛け金は高額となる。さらに、被保険者の生死を問わず、一定期間の年金支払いを保証する「保証期間付終身年金」もある。

・有期年金
有期年金は、確定年金同様に期間の定めのある年金だが、被保険者が死亡した場合、年金の支払いも終了する。一定期間内の年金支払いを保証する「保証期間付有期年金」もある。

貯蓄型保険のメリット・デメリット

貯蓄型保険は、万が一に備えながら、まとまった資金づくりができる便利な保険だが、当然メリットばかりではない。契約を検討する際は、メリットとデメリットの両面について理解しておこう。

貯蓄型保険のメリット

貯蓄型保険のメリットは次のとおりだ。

・保険をかけながら資金づくりができる
貯蓄型保険の一番のメリットは、保険をかけながら貯蓄ができるということだ。子供の学費や老後資金など、目的に合ったタイミングでまとまった金額が受け取れる上、それ以前に万が一のことがあった場合には、保険金を得ることもできるため、特に家族がいる人にとってはメリットが大きい。

・強制的に貯蓄が可能
毎月決まった金額を貯めようと決めていても、入金を忘れてしまったり、ついつい引き出してしまったりするという人は少なくないだろう。その点、貯蓄型保険であれば、問答無用で掛け金が引き落とされ、安易に引き出すこともできない。意志が弱くて貯めたお金をすぐに使ってしまうという人は、貯蓄型保険を利用するメリットがあると考えられる。

・支払額よりも受取額が上回るケースもある
貯蓄型保険では、支払った掛け金の総額よりも、将来的に受け取る金額が高額になるタイプの商品も多い。もちろん、一定期間掛け金を支払い続け、途中で解約しないといった条件はつくが、保険としての性質を保ちながら、掛け金以上のお金を将来受け取れるというのはメリットだろう。

・用途に合わせて選べる
掛け金、保障内容、将来受け取れる金額・方法などは、貯蓄型保険の種類によって異なる。魅力の大きい保険は、それだけ掛け金も高額になりがちだが、種類が豊富であることから、自分の希望に合ったバランスのものを選びやすい。学資なのか老後資金なのか、それとも目的を定めない貯蓄なのか、また、どの程度手厚い保障を望むのかによって適した保険商品をチョイスしよう。

貯蓄型保険のデメリット

複数のメリットがある貯蓄型保険だが、デメリットも同様にいくつか挙げられる。利用する際に気を付けるべき点についても知っておこう。

・容易に解約ができない
貯蓄型保険には、強制的に貯蓄できるというメリットがある半面、資金が必要になった際の引き出しがしにくいというデメリットもある。早期解約が大きな損失につながるタイプの保険もあるため、いざというときに使える資金を、保険とは別に確保しておくことがおすすめだ。

・インフレに弱い
貯蓄型保険は、加入から受け取りまでに長期間を要するものが多い。支払額よりも受取額が大きくなるタイプの保険であっても、その間に貨幣価値が変わってしまった場合、実質的な価値が下がってしまう可能性がある。
例えば、500万円一括前払いで貯蓄型保険に加入し、20年後に600万円が受け取れる保険があったとしよう。額面としては20年間で100万円増加することになるが、加入時に500万円でできていたことが、満期時には700万円ないとできなくなっている場合、実質的な価値は目減りしているといえる。

・保険料が高い
貯蓄型保険は、掛け捨ての保険に比べて保険料が高額になる。その分、将来満期金や年金などを受け取れることになるのだが、そのためには継続して高額な保険料を払い続けなければならない。ライフスタイルの変化や働き方の変化が起こった後も、無理なく払える金額の保険を選ぶようにしたい。

貯蓄型保険は長期的な資金づくりに役立つ

保障と貯蓄という2つの特徴を持った貯蓄型保険は、長期的な資金づくりをしたい場合に適した保険といえるだろう。保障だけが目的であれば安価な掛け捨て保険を利用すればいいし、貯蓄だけがしたいのであれば自由に引き出せる預金で事足りる。
いざというときのための備えをしながら、ある程度強制的に、子供の進学や老後を見据えた貯蓄がしたい場合に利用しよう。

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