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どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:ブルックリンスタイル編

これから住むならこんな部屋にしたい!
数あるインテリアのスタイルの中から、特に注目したいものを紹介する連載企画がスタート。

第1回は、ここ数年でよく耳にするようになった「ブルックリンスタイル」をフィーチャーしよう。その名のとおりニューヨークのブルックリンを発祥とし、現地ではクリエイターやアーティストなどによく好まれるスタイルだという。

では、具体的にどんなスタイルなのか、そして自身の部屋をブルックリンスタイルにするポイントとは?リズム株式会社リノベーション事業部・田原未弥子に話を聞いた


リズム株式会社リノベーション事業部・田原未弥子

 

元々ある建物やアイテムを、好きなカタチに「リユース」する

まずはブリックリンスタイルの概要をつかんでおこう。ブルックリンは、ニューヨークにある5つの区のうちのひとつ。ニューヨークだけに、都会的で最先端なスタイルなのだろうか。

「それは、どちらかというとマンハッタンのイメージかもしれません。ブルックリンは、マンハッタンからやや離れた場所にあり、倉庫や古い建物が立ち並ぶ地区です。最近こそ人気の街になっていますが、マンハッタンのような中心地に比べると地価が安めなので、若手のアーティストやミュージシャンが移り住むようになり、独自の文化が根付いたといいます。
元々あった倉庫やレンガ調の建物を改装して、自身の愛着のあるビンテージ家具やリユース品を配置して住むというスタイルが流行り、それが『ブルックリンスタイル』として定着しました」

では、ブルックリンをあえて東京の街に例えると…?

「よく例えられるのは、蔵前ですね。工場や倉庫が立ち並ぶ場所に、近年になってしゃれたカフェやショップ、アートスペースができていて、さらには大きな川が近いというのが共通しています」

 

ブルックリンスタイルと関連の深いキーワードとは?

ブルックリンスタイルのインテリアは、具体的にどんな特徴があるのだろう。

「赤茶のレンガやむき出しのコンクリートなど、建物の躯体をそのまま活かした部屋がよく見られます。床も無垢材や古材を使ったラフな物が多いですね。ですから、インテリアもピカピカの新品というよりはビンテージ家具やリユース品が好まれます。DIYやインダストリアルっぽいアイテムもよく用いられ、どちらかというと男らしい雰囲気の部屋が多いです。

また、ブルックリンスタイルは、アートやストリートカルチャーとの結び付きが強いのも特徴です。部屋にはアート作品やスケートボード、スポーツアイテムがよく陳列されています。観葉植物との相性も良く、部屋に大きなグリーンを取り入れているケースがよく見られます」

それらを踏まえ、ブルックリンスタイルと関連が深いキーワードを挙げると以下のようになる。

・倉庫
・レンガ
・むき出しのコンクリート
・ペンキで塗った壁
・無垢材/古材
・ビンテージ家具
・インダストリアル/アイアン
・アート
・ストリート
・観葉植物
・リユース/DIY

 

さまざまなテイストを受け入れる「懐の深さ」

そんなブルックリンスタイルの魅力は、どんなところにあるのだろうか。古い物を再生して活かすところや、自由で独創的な精神などがまず挙げられるが、実はそれに勝るとも劣らない魅力がもうひとつあるという。

「ブルックリンスタイルは、意外なほどさまざまな家具やテイストと合います。あらゆるものを受け入れる懐の深さを持っているんです。裏を返せば、それは自分の好きなものを無理なく取り入れられ、自分らしさを打ち出しやすいスタイルといえるのではないでしょうか。
実際、ブルックリンには移民の方も多く、一口にブルックリンスタイルといってもさまざまなテイストが混ざっています。意外とエスニックな雰囲気にも合うし、ブリティッシュな感じとも合う。そうやって自分の愛着のあるテイストやアイデンティティみたいなものを育みながらインテリアを作っていくのが、ブルックリンスタイルの楽しみ方だと思います。自分の趣味や好きな映画・音楽の世界観を打ち出すのにも打って付けです」

 

お手軽なDIY棚でブルックリンらしさを打ち出す

では、実際に部屋をブルックリンスタイルにアレンジするには、どんな方法があるのだろうか。中でもおすすめなのは、「ピラーブラケット」を使った棚の設置。

ピラーブラケットとは、ホームセンターなどで売っているDIYパーツで、同じくホームセンターなどにある「2×4木材」と組み合わせることで、家のさまざまな場所に棚やパーテーションを設置できる。天井と床に突っ張り棒をするように使うので、壁や天井に穴を空ける必要がなく、部屋を傷付けずに済むのだ。

「ピラーブラケットがあるだけで、ブルックリンスタイルらしいDIY感やインダストリアル感が打ち出せます。シェルフとしてはもちろん、有孔ボードとフックを利用して帽子や小物を掛けてもおしゃれです。部屋を仕切るパーテーションとして使うこともできますよ」
ピラーブラケット「PILLAR BRACKET 」

 

黒いアイアンシェードの照明をアクセントに

ブルックリンスタイルにアレンジするのにもうひとつおすすめしたいのが、照明を変えること。

「天井に付ける照明を、インダストリアルっぽい黒いアイアンシェードの物に変えるだけで、グッとブルックリンらしさが増します。照明に限らず、ブルックリンスタイルを作る際には『黒』がひとつのキーカラーになります」

素材として好相性なのは、ピカピカやツルツルした物よりも、素材感がしっかりした物になってくるという。

「例えば、レザー製のソファや洗いざらしの布カーテンなどがブルックリンスタイルらしい素材のアイテムといえます。カジュアルな方向に振るならデニムもいいですし、民族柄が入った『キリム』の布など、プリミティブ(素朴、原始的)なアイテムとも意外なほど好相性です」

元々ある物を活かしながら、自分の手で好きな形に作り変えていく。そんなブルックリンスタイルは、特定のインテリアマナーというよりも、型にはまらず自分らしく生きようという暮らしの在り方なのかもしれない。

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