
⇒ 石井大吾さんのプロフィール
どうやってDomaが生まれたのでしょう?
「住んだら楽しそうと思ってもらえて実際に住みやすい部屋を目指そう!という気持ちで始まりました。リノベーション自体は経験も多く、完成するまでにどんなプロセスであるかを熟知していたので、そこにフィットするデザインを目指しました。一旦解体されたマンションのコンクリートのスケルトン空間は、何もしなくてもデザインとして完成されているから、可能な限り床・壁・天井には手を加えずに、最小限の行為で空間をつくりあげようと思いました。1Rには、寝る場所、机の場所、収納という3要素が必要ですが、畳の上にちゃぶ台を置いたり布団を敷いたり、布団をたたんで畳の下に収納できるようにすることで、1Rでも多様な暮らし方ができるのではと考えています。僕はいいデザインであってもムリしているものはつくりたくない!その場所が持っている雰囲気や特性に合っているもの、スマートなプロセスを後ろにかかえたものをつくりたいと思っているんです。自然な流れでつくるのが、ムリのない良いデザインではないかと。だからDomaは、空間から自ずと決まってできた“自然なかたち”なのです。」
ココにこだわった!を教えてください。




❶Domaの雰囲気にあうドアの取っ手。珍しい丸タイプを探して採用。 ❷コンクリの質感を活かした天井。配線を入れたシルバー管と照明で近未来的に。(白熱灯を入れていますが蛍光灯やLEDにも対応可能) ❸土間にいる時に玄関が気にならないよう配慮された斜めの壁。 ❹石井さんが賃貸住宅をデザインする時にいつも読み返すお薦め本。「住む人のエネルギーにはかなわない!」と読む度に無力感に襲われつつも(笑)インスピレーションの素になっているのだそう。『賃貸宇宙UNIVERSE for RENT〈上・下〉 』(都築響一著/ちくま文庫)
「これまで3件のDomaをデザインしましたが、1件づつコンクリートの質感や色が違うんです。リノベーションの為に以前の内装を全部はがしてみたら、ああ〜こんな感じか!と(笑)。その物件のもつ個性にあわせて、その都度、木の色などを調整しています。実は、畳も新品時は青々しているので敢えて馴染む色にしているんですよ。それから共通して難しいのは、水まわり。そこを最小限の面積にして土間の居住スペースを如何に大きく確保できるか、これ以上ない!という結果が出るまで配置や寸法のスタディを何度も重ねています。だから、水まわりの納め方には自信!これより小さくできないぞ〜と(笑)。また、土間にいる時に玄関が気にならないよう壁を斜めに設計したり、ちょっと暗い感じのする部屋は天井の照明を少し増やしたりして物件ごとに工夫しています。仕事上、工事中は部屋に通い詰めても、完成したら行く機会がなくなってしまうのですが、どんな使い方をしているのか、住んでいるところを見れると嬉しい。こうきたか、なるほど〜!と言いたいですね(笑)」

スポーツもののマンガが昔から大好きという石井さん。(本の写真は全て本人私物:『キャプテン』『おれは鉄兵』『がんばれ元気』)「Doma 003は、ベランダ側に小上がりの隙間を設けました。縁側気分でマンガを読んでも楽しめそうですね」
REISM-koko「Doma」は、これからも元気に登場する予定です!
「住む人の分だけ使い方がある」という石井さん。REISM-koko「Doma」には、空間そのものから発想を受け自然にデザインされたムダもムリもないシンプルな空間づくりの秘密がありました。これからDomaの住人になりたい方、自分だったらどんな風に暮らしたいかを、ぜひREISMまでお寄せください!








